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プロテインスキマーとは

マリンアクアリウムにおいてプロテインスキマーと呼ばれる装置を使用する事がありますが淡水魚飼育ではあまり聞きなれない設備ですのでまずはプロテインスキマーについてご説明いたします。

プロテイン=タンパク質、スキマー=掬い取るや除去すると言った意味からも想像できるようにプロテインスキマーとは水中に漂うタンパク質を除去する装置です。

プロテインスキマープロテインスキマーの構造はシンプルでプロテインスキマー内に微細な泡を作り出し水槽内に不要なタンパク質などを取り除く器具で、タンパク質などは水と空気の界面に集まる性質があるためその性質を利用して泡の形で水槽外に排出します。

タンパク質??アクアリウムではアンモニアや亜硝酸、硝酸塩などと呼ばれる物質が水質を悪化させ、生態に悪影響を及ぼす事はよく知られていますがタンパク質についてはあまり知られていないことも多いですのでこの辺についてもご説明いたします。

水槽内で行われるバクテリアの分解過程では餌の食べ残しや生態の死骸、排泄物などからアンモニアが生成され・・・と説明されている事が多いですがその過程はもっと複雑で生物由来の有機物はタンパク質や脂質、炭水化物などであり、その中でもタンパク質はペプチド結合でアミノ酸が繋がったものですので水中で分解し、アミノ酸を生成します。

そのアミノ酸がバクテリアの分解によりアンモニアへと変わっていくのですがプロテインスキマーはこのアンモニアが作られる前の段階でアンモニアの元となる物質であるタンパク質を取り除く為に用いられる装置なのです。

海水魚飼育でプロテインスキマーが用いられる理由

アンモニアの元となる物質を取り除くのなら淡水魚飼育で何故使わないの??と言う疑問も出てくるはずですがそこにはマリンアクアリウムならではのpHとアンモニアの毒性が大きく関係しているのです。

アンモニアは水温とpHによって溶存形態を変化させ、pH7以下の水質ではアンモニウムになり、多くの海水魚飼育環境であるpH8.2近辺ではアンモニアとして存在します。

アンモニウムも毒性はありますがアンモニアに比べるとはるかに毒性は低くなります。逆にアンモニアは毒性が高いため、海水魚飼育が淡水魚飼育より難しく生態が死にやすいと言われている理由の一つがここにあるのです。

そんな理由からあまり過剰なアンモニアを生成させない為にもプロテインスキマーの力が必要となってくるのです。

淡水魚飼育ではpHを抑える事でアンモニアを毒性の低いアンモニウムの状態で維持でき、さらにはバクテリアの餌として利用する事により生物濾過を活発にする事が出来ますのであえてタンパク質の状態で除去する必要性が低いのです。

プロテインスキマーの構造と種類

プロテインスキマーが有機物を付着させ取除く仕組みで生物ろ過が起こる前に除去するものである事はご理解頂けたと思いますので次はプロテインスキマーにはどのような仕組みの物があるのかについて触れていきましょう。

プロテインスキマーにはエアーリフト式と呼ばれるものとモーター式のものがあります。どちらが良いかは飼育スタイルや好みによって変わりますがエアーリフト式はウッドストーンを使用するので目詰まりが起こりやすく性能的に言えばモーター式の効果は有効ですがエアーリフト式のほうが価格的に求めやすいものが多いのが現状です。

モーター式はエアーリフト式に比べると音がうるさく感じられるものが多いようですし値段も割高ですが耐久性に優れた商品だと感じます。このようにそれぞれのものに一長一短ありますのでご自身の飼育スタイルに合わせて検討されるといいでしょう。

水質維持とプロテインスキマーの関係

マリンアクアリウムでは水槽内で海水魚やその他の生物を飼育するために水槽内の飼育水、つまり水質は常により良い状態に保たなければなりません。

しかし海水魚やその他の生物による排泄物などにより水槽内の水質は徐々に悪化していくもので水質が悪化した状態では海水魚やその他の生物は水槽内では生きていけませんので水を浄化させて水質を良い状態に維持する必要があります。

そのような理由からろ過装置の設置は必須であり、ろ過器やろ過槽を通った飼育水は物理的ろ過により目に見える大きなゴミを取除き、生物ろ過槽のバクテリアによって水中のアンモニアを亜硝酸、硝酸塩へと分解していき、最終的に残った硝酸塩はどんどん水中に蓄積されていきます。

比較的無害な硝酸塩ですが増えすぎると生態に悪影響を与えますのでこの硝酸塩を除去する作業が水換えとなるわけですがプロテインスキマーを設置すると硝酸塩に分解される前の有機物を除去してくれるため水換え頻度をぐっと減らすこともできるのです。

このような観点からプロテインスキマーはナチュラルシステム水槽において濾過槽の補助という考え方になります。

確かに小型のプロテインスキマーにはそのような側面もありますが大型でハイパワーのプロテインスキマーを選ぶとほぼそれだけでメインシステムを作り上げることも可能なのです。

そのような場合むしろ濾過フィルターの方が補助という役割になることもあります。よって通常の濾過槽の補助としてプロテインスキマーの使用を考えるのでしたら安価でそこそこの能力があるものを選べば十分でしょう。

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通販ショップ charmさんでこんな特集記事がありました

  • オーバーフロー水槽特集
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