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海水魚水槽水温マリンアクアリウムにおいて水槽内の水温の安定は非常に大切な管理項目の一つになります。ヒーターの故障やセンサーが水から上がっていたりしていないかなどのトラブルチェックや夏場の水温上昇の状況確認のためにも必ず水温計は設置し、毎日確認するようにしましょう。


水温計は安価なアルコール温度計、センサー部が別になったデジタル表示の温度計などが販売されています。できれば計測期間中の最大値と最小値を記録できるタイプの温度計があると便利です。

冬の夜間、想定以上に温度が下がっていないか、夏の昼間、不在の間にどこまで温度が上がっているのかなど不在時の温度変化の状況がわかることが望ましいからです。

なお水温計のセンサー部分はなるべくヒーターの近くやクーラーの吹き出し口など温度が変化しやすい場所は避け水槽全体の温度が把握しやすい場所におくようにしましょう。

またサンプなどに設置するよりも海水魚やサンゴなどがいる部分の温度が計れるように水槽本体に設置するようにしましょう。設備が安定して動作しはじめると水温が落ち着いて変化が少なくなります。

そうなるとチェックを忘れがちになりますが長年使用しているうちにヒーターが壊れて知らぬ間に低水温になどということもあるので表示部をいつでも見えるようにして定期的にチェックする習慣をつけるようにしましょう。

海水魚が特に嫌うのは温度変化なので夏場なのにクーラーを持っていない場合には設定温度を27℃ぐらいまでに上げてしまうのもひとつの手段です。

サンゴなどにとってはあまりよくないですが昼間に温度があがり夜は下がるを繰り返すよりは27℃くらいで安定したほうが海水魚にはストレスが少なくなります。

なお、ヒーターのセンサーや水温計などはそれぞれ±1℃以内の誤差がありますのであまり神経質に設定温度をあわせようとしてもうまくいかないこともあります。

先にも述べましたが海水魚は水温の変化に非常に弱いので水槽にはヒーターをいれて冬でも25℃近辺の水温を保てるようにしましょう。ヒーターはセンサー別体式のタイプと一体式のタイプがあります。

一体式のヒーターは25℃程度にあらかじめ温度が設定されているものが多いので温度調整は出来ませんが、別体式のタイプはダイヤルで温度調整ができるようになっているものが多いので海水魚飼育の場合は23℃~26℃程度に設定していれば問題ありません。

センサー別体式のタイプはヒーターから離れた位置にセンサーを取り付けるようにしましょう。ヒーターの近くだと温められたばかりの水に触れてすぐに動作がとまってしまうことがありますので少し距離をあけておくようにし、水槽全体の温度が均一になるようにしましょう。

ヒーター管理の注意点として水換え作業時などに電源をいれたままセンサーが絶対に水からでないように気をつけましょう。水中からだしてしまうと温めても温めても水温を検知しないためお湯になるまでヒーターで加熱し続けてしまいます。

冬場の水温管理

冬場に非常に寒くなる地域や土間など温度が下がりがちな場所に設置している場合などはヒーター容量に余裕を持たせた方がいいかもしれません。

200Wのヒーターを1本設置するかわりに100Wのヒーターを2本設置するのも有効です。仮に1本が故障して温度を維持できなくなってももう1本である程度水温を維持できますので海水魚の安全を考えると有効な方法といえます。

夏場の高水温対策

アクアリウム用クーラーなどを設置していない水槽での問題は水温の上昇で水温は23℃~26℃に収めたいところですが夏場になると26℃を大きく超えてしまうことがあります。

海水魚だけなら30℃、高水温に弱いサンゴを飼育している水槽なら27℃以下には抑えたいものです。さらに小型水槽などでは水温の上昇とともに溶存酸素量も激しく減少しますのでその点についても注意が必要で場合によっては今まで以上にエアレーションを増やす対策が必要となる事もあります。

水温の上昇を抑えるためには水槽用クーラーの使用が効果的ですが水槽用クーラーは小さい水槽の小型のものでも3~5万円以上はするので水槽にかけられるコストが限られていると購入が難しい場合もあるかもしれません。

そのようなときは部屋のクーラーやファンを利用して水温上昇を抑えるような対策が必要となってきます。

ただその際にも気をつけなければならない点がいくつかあり、まず部屋のクーラーを使用するのであれば1日の室温が安定するような使い方が必要となってきます。

日中の暑い時間帯だけ25℃設定にし、室温を保っても夜になり、人がいなくなるリビングなどではクーラーを消してしまいその結果夜間の方が水温が高くなってしまうなど1日の中で水温の変化が激しくなるような管理は逆効果となってしまいます。

夏場の高水温対策のコツはまずは水温を低く保つ事ですがその事と同じくらい水温を一定に保つ事も重要になってきます。

この事を考えるとやはり水槽専用のクーラーでの管理が理想的となるのです。

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