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海水魚水槽コケ海水魚水槽での飼育と切ってもきれない存在がコケです。手入れを怠ることによってコケが繁殖し、見る影もなくなった水槽をご覧になったこともあるかもしれません。

そうなると観賞用としての水槽の意味がなくなりますし、飼育者としての意気込みや気分も盛り下がってしまうものです。海水魚水槽に繁殖するコケにもいろいろな種類のコケがあり飼育する側と観賞する側からいろいろな種類にわけることができます。ひとつは観賞するのに有害か無害か、飼育するうえで有害か無害かということです。


たとえば水槽を立ち上げて1~2週間ほどすると底砂上にうっすらと茶色のコケが発生することがあります。これは水槽が立ち上がる過程で亜硝酸イオンが増えた段階でそれを栄養として増えるコケなのです。

亜硝酸イオンを分解して硝酸イオンにするバクテリアが繁殖した時点で次第になくなっていきます。観賞上は美しくないので気になりますが水槽立ち上げの一過程で必然的に発生するものなのであまり極端に気にする必要はないといえるでしょう。

またそのあと水槽面に発生する緑色の少し硬質なコケもさほど気にする必要はありません。困ったコケの代表といえば水換えをさぼったりして水質の低下が現れると発生しだすことの多い赤紫色のベッタリとしたコケです。

これはシアノバクテリアとか藍藻といわれるコケで砂の上、ライブロック、サンゴの表面などどこにでも発生する苔です。このコケにサンゴが覆われてしまうと覆われた部分からサンゴが死んでしまうこともありますのでこまめに掃除をして取り除きましょう。コケを取り除く際は水換えをして水質自体の向上をさせるのも必要です。

水槽の中では厄介者のコケですがコケも一種の生命体ですので必要とする栄養素があります。コケは光合成によってエネルギーを得るので光を必要とします。逆に言えば光を遮断してあげればコケの増殖を防ぐこともできるということです。

もっとも海水魚もサンゴもよほど暗いところに生息しているタイプのものを除けば光を必要とするので光を一切遮断するというわけにもいかないでしょう。とはいえ照明を当てる時間が長すぎたり、直射日光が当たるような環境だとコケの増殖を促進するので注意が必要です。

その他、硝酸塩やリン酸塩、ケイ酸塩などが栄養分になるといわれています。硝酸塩は残り餌や海水魚の排泄物をバクテリアが分解することによって生成されます。基本的には硝酸塩は水換えをしないと除去することが困難です。

適切なサイクルで水換えをしないとコケが生えるのはこの蓄積された硝酸塩が原因の一つになるとされています。またリン酸塩も餌を与えることで水槽内に蓄積されていきますのでこれもコケの原因となります。

ケイ酸塩は水道水中に含まれており水道水を水槽内に導入することで必然的に水槽内に取り込まれてしまいます。このケイ酸塩を水槽内に取り込まないためにはRO浄水器などの飼育水用浄水器などを使う必要があります。

このようにコケの養分となる成分を取り除こうとすると余剰の照明時間を減らす、餌の与えすぎを減らす、ROフィルターをつかってケイ酸塩を取り除くというようになりますがしかし照明をまったく当てないというのも観賞用としては魅力がなくなってしまいますし餌も減らしすぎは生態の成長障害を起こすこともあります。

ROフィルターも使用するのも安いものではないので飼育をはじめたばかりの人には少々抵抗があるかもしれません。となるとなかなか即効性のある対策にはならないものです。

一番即効性があり一般的な対策となるとコケを食べる生物の投入になります。マガキガイは砂の上に生えたコケを食べてくれます。シッタカと呼ばれる貝はライブロックの表面や水槽面についたコケを食べてくれます。これらの貝はどのような海水魚水槽にも有効な手段です。

海水魚ではキイロハギなどのハギの仲間がコケを食べるとされています。またヤドカリも小さいタイプはコケを食べてくれますので数匹まとめていれておくといいかもしれません。

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